1.11.17

Contact Improvisation (2)



前回の投稿から随分間隔があいてしまいましたが.. part2をお届けします!

本記事では、僭越ながらコンタクト・インプロ初体験の"感想"を綴りたいと思います。
2日間を通して帰宅後、実は3歳になる娘とクラスで教えて頂いたことをベースに
軽いコンタクトをしてみました。どんな感じになるのかなぁ〜と。

すると娘は、わたしが説明する間もなく、自分の身体を預けて動きに応じてくれました!

子どもは凄い。感覚がとても正直で、
こちらが嘘をつけば身体で諭して、正して、波長を整えてくれました。

物理的に外から重力を感じる[※前回の投稿を参照] だけでなく、
精神的に自分と向き合うことを、客観視できた体験でした。

ダンスって.. 踊ってるとき「今こんな感じで自分がフリをしてて」とか
「これぐらいのスピード感で出来てるんじゃないかな?」
などと色々セルフイメージする。
表現する上では、付きものですが。ビデオを撮って見直したりすると.. あれっ?って
_人人人人人人_ 
>思ってたんと違う!< 
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y ̄
スミマセン、急にふざけました。
とにかく内的な感覚に集中することが、違うベクトルに向いてたりします。

このコンタクト・インプロの本来の目的って何かな?と考えた時に
色々、思い浮かびますね。深かったです..

「自分と向き合う」「自身を客観的に見る」ことって
それはそれは難しいことと、日々痛感します。
それが出来ないが為に、人を傷つけたり、恥ずかしい思いをしたり.. するのですが
これは、また話が変わってきますね(笑)

ダンスでも身体をここまでコアに使うって、精神にしても、そこに繋がる動きにしても
自分をどんどん耕して、突き詰めて開拓することなのだなと。
コンタクトのムーブメントが究極の"基本形"に感じて、初心にかえりました。
もっと〜 勉強したいです!

そして謙虚に、他にもコンタクトでたくさん新しい発見をしたいです。

 

ナビゲーター・渉さん&裕二さんの、farewellコンタクトの様子でした。


30.8.17

Contact Improvisation (1)

先日、村上渉さんと永田裕二さんがナビゲートする
Contact Improvisation Class & Jam "SHARE" に2日間参加しました!


<Contact Improvisationとは..?>
振付家でダンサーのSteve Paxtonが1972年に始めた、重力を意識しつつ
パートナーと身体の接触を続けるデュエット形式が中心の即興パフォーマンス

Contact Improvisationの実践は、音楽のセッションにならって「Jam」と呼ばれ、
プロとアマチュア、あるいは巧拙の区別を設けることなく行なう、平等主義が重視されました。

75年頃に流行の兆しがありましたが、
Paxtonの意思とは相容れない傾向が現れたため、彼はそれらを俗流として退け、
接触とバランスから生じる内的な感覚へ意識を集中することを訴えたそうです。

参考文献
 The Drama Review,Vol.19,No.1,“Contact Improvisation”,Steve Paxton,MIT Press,1975
『コンタクト・インプロヴィゼーション 交感する身体』,シンシア・J・ノヴァック(立木あき子、菊池淳子訳),フィルムアート社,2000(原書1990)


う〜ん。でも、なんだかよく分からない。という方の為に、一番具体的に分かる動画資料を!
Paxton氏とメンバーがContact Jamを実践して、彼がメソッドを解説してる映像を見つけました。

Contact Improvisation at Jonh Weber Gallery New York City 1972 - Made possible by Change Inc.
Performers: Steve Paxton, Danny Lepkoff, Barbara Dilley, David Woodyberry, Laura Chapman, 
Nancy Stark Smith, Mark Petersen, Emily Stege, Nita Little, Leon Felder, Curt Siddall, Tom Hast, Mark Fulkerson

全部、即興なんです。スゴイデス!
しかし普通.. こんな遠くから勢いをつけてポーンッと身体を投げられたら、たまったもんじゃない。
しかも、映像では女性が男性のリフトを受けたりもしています
(安全面の研究も同時に解説されています。)

私もクラスでテクニックを教わり、体重が20㎏違う永田さんとの基礎的なコンタクトに挑戦しました。
余分な力を省いて、体幹に集中することで、何とかゆる〜くファーストコンタクト笑
確かに大きな体重を感じましたが「重い」というより、初めて重力を外的に感じたので面白い。
相手と接触してる部分の重力がどんどん変動して、次の動きを生み出します。
途切れることなく、繋がります。

話が全然違うのですが、実は個人的に凄く面白いのが、この動画の中で
70~80年代のニューヨークのHIP-HOPムーブメントに使用され、
アナログのまま失われた"omni present"という独自のフォントが記されたTシャツを見つけたこと!!
(4:16ぐらいで鮮明に映ります)

Source

時代がリンクして、自分の中でピンときました。
この字体、クールでとても好きなんです。geekyな内容ですみません!笑

興味があったので、Paxton氏のナレーションを書き起こして
翻訳の勉強にもなりましたよ。

つづく

10.8.17

堺アートワールド 2017

ダンサー Saoriさんと、生中継!!〔映像 × ペイント〕 とても刺激的でした

見守ってくださった方々、本当にありがとうございました。 

オーディエンスは、なぜかキッズが多かったです笑 
発想がこども達と一緒かな!?はたまた、母性が出てたかな.. 

涙で瞽(めくら)になるくらい好きなことは
永く続けるべきだ、と再確認できたパフォーマンスでした。








新発見。映像 × ペイント.. とてもフォトジェニックです。
「カメラのレンズ」と「人の目」は光の捉え方が違うので、
画の浮かび上がり方が変わって、面白い〜

今回は、アクリル絵の具の特徴を生かすべく
ホームセンターで売ってる、薄い透明のテーブルマットを工夫して使いました。
あらかじめフィルム表面に、絵の具でストロークを付けたものを仕込んで
ハサミで好きな形に切り、コラージュで身体を表現しました。

筋肉っぽい感じ!

4歳くらいの男の子に「この前、お化け屋敷に行ってん.. 」
「そこで見たゾンビと一緒や。怖い」笑!!大正解。進撃の巨人的な?

なかなか良くできました。今後の制作で、応用したいです。

julia

13.7.17

今年も堺アート・ワールドへの出演が決定しました!



第9回目となる堺アート・ワールド2017に、ライブペインターとして4度目となる出演が決定しました。

今年は、大阪出身で現在東京で活躍するコンテンポラリーダンサー
Nishi Saoriさんとの生共演(!?)を予定しています。

遠隔で踊るSaoriさんをプロジェクターで180×180cmのキャンバスに映し出し、
画面上で共鳴したものを即興でペイントしていきます!

昨年から本格的に、絵画でのコラボ制作に取り組んできましたが、
私にとって「多角的で発見に溢れる、捕らわれのない柔軟な制作」は本物の喜びや楽しさです。
そして様々なメディアを組み合わせたアートは、人の本来の感受性の幅を大きく広げると信じています。

今年1年の私のテーマは、意識や感情がどの様に「からだ」と結びつくか?です。
モチーフやイメージは、人の身体に焦点を当て、
アート・ワールドでは「ダンス」を融合させることで、作品の主体を一つにしたいです。

大阪に移り住んでもう3年半.. 毎年新しい出会いがあることに、とても感謝しています。
上の写真は、最新の作品"super sensation"を踊るSaoriさんです。



堺アート・ワールド2017公式ウェブサイトはこちら
エントリーNo.116のJulia & Saoriになります。

■開催日時:2017年7月29日(土)12:00-17:00
           30日(日)10:00-17:00
■場所:堺市産業復興センターイベントホール(旧じばしん)
※堺市産業復興センターHPより


毎年アート&クラフトマーケットや、フードコーナー、
子供も楽しめるワークショップなどが開催されます。

皆様のご来場を、心よりお待ちしております!