30.8.17

Contact Improvisation (1)

先日、村上渉さんと永田裕二さんがナビゲートする
Contact Improvisation Class & Jam "SHARE" に2日間参加しました!


<Contact Improvisationとは..?>
振付家でダンサーのSteve Paxtonが1972年に始めた、重力を意識しつつ
パートナーと身体の接触を続けるデュエット形式が中心の即興パフォーマンス

Contact Improvisationの実践は、音楽のセッションにならって「Jam」と呼ばれ、
プロとアマチュア、あるいは巧拙の区別を設けることなく行なう、平等主義が重視されました。

75年頃に流行の兆しがありましたが、
Paxtonの意思とは相容れない傾向が現れたため、彼はそれらを俗流として退け、
接触とバランスから生じる内的な感覚へ意識を集中することを訴えたそうです。

参考文献
 The Drama Review,Vol.19,No.1,“Contact Improvisation”,Steve Paxton,MIT Press,1975
『コンタクト・インプロヴィゼーション 交感する身体』,シンシア・J・ノヴァック(立木あき子、菊池淳子訳),フィルムアート社,2000(原書1990)


う〜ん。でも、なんだかよく分からない。という方の為に、一番具体的に分かる動画資料を!
Paxton氏とメンバーがContact Jamを実践して、彼がメソッドを解説してる映像を見つけました。

Contact Improvisation at Jonh Weber Gallery New York City 1972 - Made possible by Change Inc.
Performers: Steve Paxton, Danny Lepkoff, Barbara Dilley, David Woodyberry, Laura Chapman, 
Nancy Stark Smith, Mark Petersen, Emily Stege, Nita Little, Leon Felder, Curt Siddall, Tom Hast, Mark Fulkerson

全部、即興なんです。スゴイデス!
しかし普通.. こんな遠くから勢いをつけてポーンッと身体を投げられたら、たまったもんじゃない。
しかも、映像では女性が男性のリフトを受けたりもしています
(安全面の研究も同時に解説されています。)

私もクラスでテクニックを教わり、体重が20㎏違う永田さんとの基礎的なコンタクトに挑戦しました。
余分な力を省いて、体幹に集中することで、何とかゆる〜くファーストコンタクト笑
確かに大きな体重を感じましたが「重い」というより、初めて重力を外的に感じたので面白い。
相手と接触してる部分の重力がどんどん変動して、次の動きを生み出します。
途切れることなく、繋がります。

話が全然違うのですが、実は個人的に凄く面白いのが、この動画の中で
70~80年代のニューヨークのHIP-HOPムーブメントに使用され、
アナログのまま失われた"omni present"という独自のフォントが記されたTシャツを見つけたこと!!
(4:16ぐらいで鮮明に映ります)

Source

時代がリンクして、自分の中でピンときました。
この字体、クールでとても好きなんです。geekyな内容ですみません!笑

興味があったので、Paxton氏のナレーションを書き起こして
翻訳の勉強にもなりましたよ。

つづく

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